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海兵がルフィに連れて行かれ、一人になったロビンのもとへ
オレンジの髪をなびかせナミが近づいてきた。

「ロビン、ちょっといい?」

「あら航海士さん、どうしたの?」

「あの海兵のことなんだけど」

「ああ、そのことね。」

「いったいあなたたちはどういう関係なの?

「ふふふ、単刀直入ね。そんなに彼が仲間になるのは嫌?」

「はぁ、今回ばかりはルフィの無茶を聞けないわ。だって相手は海軍の人間なのよ?さすがにね…」

「まぁそうね。でも、彼ならいいんじゃないかしら。」

「どうしてよ?」

「彼には海軍よりこっちの方が合ってると思うのよ。」

「はぁ?ちょっとロビン、それ本気?海軍と海賊なんて真逆の存在じゃない。」

「そうね、でも彼にとって海軍はきっと足かせになってるわ。」

「足かせ?」

「海兵さんがどちらを選ぶかは分からないけれど…少し喋りすぎたわね。」

「ちょ、ちょっとまってロビン!あなたとあの海兵の関係って一体なんなの!?」

「うふふ、秘密よ。」


そう言い残してロビンは女部屋へと消えていった。
後に残されたナミは納得いかない顔をして首をひねらすしかなかった。



「なんなのよ、いったい…」













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